Details
<ornerはデザイン毎に様々なアプローチによる拘りが詰め込まれています。
面取り
フレーム毎に面取りの具合を変えています。分かり易いものだと「Locked Hands(ロックドハンズ)」は一般的なガラ入れが24時間なのに対し3倍の72時間の時間をかけてガラ入れを行なっています。その為触った瞬間に独特の丸みを感じとることができ、その感触に魅了されます。
「Decadence(デカダンス)」は従来の面取りの概念を根底から覆す、表裏でそれぞれ面取り具合を変えるという手法で作られています。表面は丸みを強調する為に手作業での削りを増やし、とても緩やかなアールによって得られるとろみのある艶感が他のフレームにない独特な存在感を強調しています。これは手作業でなければできない作業なのでとても手間と時間がかかっています。
寝かせ生地
最低一年以上は寝かせた生地を採用しています。寝かせていない生地を使うとお客様の手に渡ってからも乾燥等の理由で大きく縮みが出てしまいプラスティックレンズを圧迫してレンズに至みが起きてしまったり、フレーム自体も捻れが出たりします。理想は昔の増永眼鏡が採用していた「10年寝かせ」ですが、そこまでコストはかけられないので最低限1年寝かせを採用しています。もちろん寝かせていない生地を採用しているメーカーも存在します。
文字色 (Sublimation)
朱色は魔除けの意味を持っており、古来より神社など高貴なものに使われてきました。毎日かけるメガネだからこそ魔除け(お守り)的なエッセンスを加えてみては?という遊び心のあるデザインです。
また、昨今主流のレーザーではなくあえてクランカルな打刻箔押しで刻印を行なっています。朱色の箔はスタンダードカラーにはない特別な色です。「Resarchシリーズ」はヴィンテージの雰囲気を演出する為に打刻の空打ち(箔押しなし)を採用しています。
テンプルシェイプ(Sublimation)
「Sublimation シリーズ」のテンプルは一眼見て <orner だとわかって頂ける様にアイコンとして少し変わった形でデザインしています。
ただ、あくまでもかけた時に悪目立ちしないようにテンプルエンドに個性を持たせています。また、丁番側の太くなっている部分とテンプルエンドの正方形の面積比を78:22(ユダヤの法則)になるように計算してデザインしています。こちらも遊び心を込めてのデザインです。「Resarchシリーズ」はデザイン毎にテンプルシェイプを変えています。
レコードブラック
<ornerのブラック真黒ではなく、光にかざすと透ける生地になっています。60sの一部のレコードに見られたような特殊な助け方なので我々はレコードブラックと呼んでいます。着用時はどんなに明るくても透けるようなことはほとんどないので一般的なブラックフレームと同様のイメージで着用頂けますが、光にかざすと少しだけ透ける色気のある色味です。